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「自宅の敷地内で自然を感じられる様にしたい」と、「ガーデニングや菜園を楽しみたい」と言う大きくは二つのご要望をいただいてデザインしました。まず、ファサードに関しては敷地間口と建物の正面に合わせて、広いエントランスとして考えました。また、大きく軒が出ていましたので駐輪スペースと薪のストックを置くエリアとして考え、使いやすい様にスロープを設置しましたが、違和感のないように階段と一体化させた形にしました。「和」を感じさせる中で煙突部は煉瓦だったりする建物の意匠性に合う様に、全体的には大正浪漫の和洋折衷となる様なデザインを意識しました。庭部分は外界をシャットアウトできる様に高いウッドフェンスを設置し、「にじり口」となる様にあえて小さな出入り口を設けました。庭の内部ではメインのウッドデッキからの眺めを重視してあり、木々の緑に囲まれている様に感じていただくための植栽スペースを多く設けてあります。「ブルーベリー」「ビワ」「ウメ」「ユズ」「フェイジョア」などの果樹木も植っているので。ポタジェの様に使える菜園スペースと合わせて収穫を楽しんでいただける事と思います。また、ツタ類やバラを這わせられるトレリスと一体化させたパーゴラやアーチを設置するなどして、あらゆる形態の植物を楽しめる様にしてあります。ウッドデッキからの眺めの中心部には水のせせらぐ音が聞こえる様に池を設置し、魚を泳がせたり水生植物を育てて楽しめる様にもなっています。池の水は循環式になっていますが、外部に濾過機構を設けてあるのでメンテナンスもしやすくなっています。お子様と一緒に「見る」「聞く」「触る」「感じる」「育てる」を楽しんでいただけるお庭になりました。