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夫婦2人が住むお家はコンパクトでシンプルな見た目です。敷地もコンパクトでそんな中で外構でなにか変化やインパクトを残せないかと試行錯誤しました。１番の見せ所は正面向かって左側の植栽スペースです。正面の外壁は窓もなにもなくフラットな見た目になっています。そこで外壁に植栽が映えるように背の高いアオダモの木を植え無地の外壁に植物が描かれているようなイメージにしています。夜にはライトアップされ植栽の影も外壁に映し出されます。 　向かって右側にはスチールで花壇を作り少し無骨で変化のある印象を加えました。年を重ねるにつれてサビていく姿も味として変化を楽しんでもらえるようにしています。 　建物の裏側にはお庭をつくれるようなスペースはなかったのですが、室内のピクチャーウィンドウからモミジの木が覗けるように植えました。季節の移ろいを室内からでも感じれるようにと考えています。 　アプローチや駐車スペースにも少し変化を加えようとしました。一般的な土間コンクリートでは建物との違いを感じれずにのっぺりとした印象になるので、地先ブロックを平行に並べスリット状にして建物との対比を感じれるようにしています。 　建物のシンプルな見た目のイメージは活かしつつ、それをより引き立ててくれるような外構を目指しました。