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実は和風が大好きなご主人の強いご要望で和テイストの「眺めるお庭」にしたいとの事でしたので、枯山水様式のお庭にしてみました。和テイストと言っても建物外観と合わせても違和感がでない様にしたかった事と、かつ枯山水に凛とした質感や清涼感を取り入れたかった事から、アルミのルーバーフェンスをチョイスして金属感のある背景を作ってみました。また、枯山水の水場感をより感じられる様に掃き出し窓前には浮いている様子のあるタイルデッキを設置してあります。景石には苔がむしやすい様に鳥海石を使用して島を形成しましたが、石の顔を見極めたり島のアウトラインを現場で調整したりする事が極めて楽しい事でした。ご主人は盆栽もお好きという事でしたのでオリジナルの飾り台を設置してみましたが、今ではお手製の熊手で砂紋を引く事も楽しく、引き方で枯山水全体の表情が変わる事が趣深いというお話をいただきました。